HOME |資料:東京電力福島第一原発3号機の内部調査動画(RIEF) |

資料:東京電力福島第一原発3号機の内部調査動画(RIEF)

2017-07-26 17:20:58

 

 東京電力は7月21,22の両日、福島第一原発3号機の格納容器内を水中ロボットを投入して調査を行った。格納容器の底部近くの中央部付近で、溶けて固まったような岩状の物質が堆積していることを突き止めた。圧力容器から溶け落ちた核燃料(デブリ)の可能性が高い。同社はロボットが撮影した映像を公開した。

 

 公開された映像によると、格納容器下部には、破損したパイプ状のものや、がれきが水中に多く散乱し、格子状の足場などは脱落して沈んでいるのが確認された。底部近くには白っぽい砂状のものが積もり、中央部付近には、黒い岩石状の物質の堆積がいくつも確認された。

 

fukushima2キャプチャ

 

 デブリとみられる物質が確認されたことは事故収束に向けて一歩、前進したともいえるが、問題はそれらを取り出す方法論が見つかっていないことだ。また、デブリは底部に溜まった水位6m強の水中に沈んでいる。これら高放射線量の汚染水は格納容器からさらに漏れ出して地下に浸透していると見られる。その行き先については、判明していない。

http://www.tepco.co.jp/tepconews/library/archive-j.html?video_uuid=ji55t6eq&catid=61699

詳しく見る