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大和証券グループ、新型コロナウイルス感染拡大等で影響を受ける子どもたちへの支援団体への寄付を盛り込んだ個人向け社債「未来応援ボンド」発行へ。500億円規模(RIEF)

2020-05-13 11:56:20

daiwa22キャプチャ

 

 大和証券グループは、新型コロナウイルス感染の拡大で影響を受けている子どもたちや、経済的に困難な状況にある子どもたちの支援団体に、発行額の一部を寄付する個人向けの社債を発行する。期間は3年と5年の2種類で、発行額の0.15%を寄付に回す。発行額は合計500億円を想定、20日から募集する。

 

 社債は「大和証券グループ未来応援ボンド」の名称。円建てで、利率は19日に決定するが、仮条件では3年物が0.10~0.50%、5年物が0.30~0.70%。格付投資情報センター(R&I)がA、日本格付研究所(JCR)がA+の格付を付与する予定。

 

 支援先は、コロナ感染拡大で学校休校等の影響を受けている子どもたちを支援する団体へ緊急支援を行うほか、経済的に困難な状態に置かれている子どもたちを支える団体の事業のオンライン化や、組織のデジタル化などを含めた基盤づくり等の中長期的な支援も視野に入れているという。

 

 コロナ対策等で資金繰り問題に直面する子ども支援団体等と個人投資家をつなぐ「ボンド」ということになる。(「ボンド」には「絆」という意味がある)。申込単位は100万円から。20日から6月1日までを募集期間とする。ただ、寄付先の選定、寄付等は大和証券が手掛けるため、社債購入者は税制上の寄付金控除の対象にはならない。

 

https://www.daiwa.jp/products/pdf/bond/200511.pdf