HOME |途上国向け事業開発支援で日本の金融界を先導した三菱UFJモルガン・スタンレー証券の「環境戦略アドバイザリー部」、MUFGのサステナブルファイナンス強化で、今月末で「発展的解消」(RIEF) |
MUFG01キャプチャ

 

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券で、クリーンエネルギー開発や環境金融等を手掛けてきた環境戦略アドバイザリー部が、今月末で終止符を打つ。同部は、日本の金融界の中で率先する形で途上国でのクリーン開発メカニズム(CDM)の排出権事業等に取り組み、今日のESG金融、サステナブルファイナンスを先導してきた。部の解散は、同部で育ったサステナブル人材を、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)全体に展開することでグループの環境金融力のレベルアップを目指す「発展的解消」と位置付けている。

 

 同証券の環境戦略アドバイザリー部は、2001年2月に、旧三菱証券のクリーンエネルギー・ファイナンス委員会として発足した。初代委員長の波多野順治氏は旧三菱銀行出身。1980年代に米バンクオブカリフォルニア出向……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン