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信金中央金庫、世界銀行発行のサステナブル・ディベロップメント・ボンド2億㌦を私募で引き受け。新型コロナウイルス感染対策と廃棄物等の環境対策に充当(RIEF)

2020-06-24 16:17:54

SCB003キャプチャ

 

 信金中央金庫は、世界銀行が新型コロナウイルス対策等へファイナンスするために発行するサステナブル・ ディベロップメント・ボンド(SDB)を2億㌦(約214億円)分、私募で引き受けた。信金中金が世銀のSDBへ投資をするのは今回が初めて。

 

 世銀(IBRD)のSDBは期間10年。2億㌦の発行額のうち半分を、途上国等でのコロナ対策を含む保健衛生・医療関連支援に充当し、残りの半分はゴミ処理問題、海洋プラスチックごみ等による海洋汚染問題や温暖化ガス排出の要因となる食品ロス・廃棄問題などに充当する予定。特定の用途やプロジェクトへの資金使途に限定されない。

 

 世銀は 国連の持続可能な開発目標(SDGs)と連携する形で、2030 年までに「極度の貧困を撲滅」し、「繁栄の共有の促進」を持続可能な形で実現することを掲げている。今回のSDB発行もこうした目標に沿った事業展開へのファイナンスと位置付けている。

 

 信金中金は、昨年9月に「信金中央金庫グループSDGs宣言」を策定、全国の信用金庫とともに、持続可能な社会の実現に向けた活動への取り組みを掲げている。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/8421/announcement/59358/00.pdf