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みずほ系の東京センチュリーリース、太陽光発電参入 京セラと提携 (各紙)

2012-08-09 16:26:37

各紙の報道によると、みずほフィナンシャルグループ(FG)のリース大手、東京センチュリーリースは京セラとの共同出資で太陽光による売電を始める。東センリースの資金調達力と京セラの技術力を生かして3年間で約200億円を投資。全国30~40カ所に総発電能力で6万~7万キロワットの発電所を設ける。再生可能エネルギーで作る電気の全量買い取り開始を受け、投資競争が激化してきた。

月内にも発電事業を手掛ける「京セラTCLソーラー合同会社」を設立する。資本金は1億円で出資比率は東センリースが81%、京セラが19%。東センリースがリースで設備を導入し、京セラが太陽光パネルの供給や運営・保守で支援する。


 東センリースはみずほFGの総合リース会社。大型案件の資金調達では、みずほコーポレート銀行のプロジェクトファイナンス(事業開発金融)を活用する。




 1カ所当たりの発電能力が1000~2000キロワットのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を整備する方針。すでに福岡県や大分県の工業団地跡地など約10カ所で用地確保にメドをつけた。2012年度中に約20カ所で計3万5千キロワット分の発電所を設ける計画だ。




 7月に始まった再生可能エネによる電力の全量買い取り制度では、事業者が発電費用に適正な利潤を上乗せして電気を売れるため、太陽光発電への参入が相次いでいる。発電所に適した土地の争奪戦も激化しているが、両社は互いの強みを融合することで、他の事業者に比べ事業展開のスピードを速くできるとみている。



























































主なメガソーラー計画
事業主体 出力(キロワット) 稼働などの時期
設置場所
ソフトバンク
北海道苫小牧市など11カ所 23万 14年度までに稼働
オリックス
全国各地に10カ所以上 10万 今後3年間で建設
東 芝
福島県南相馬市 10万 14年度までの稼働
東センリースと京セラ
全国各地に30~40カ所 6万~ 7万 今後3年間で建設
三井化学、三井物産など
愛知県田原市 5万 14年2月に稼働
ユーラスエナジーホールディングス
兵庫県淡路市 3万~ 4万 13年度に稼働