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日本政策投資銀行(DBJ)が大成建設に対して、環境配慮経営で特別表彰(FGW)

2011-04-27 19:13:14

独自の環境格付け融資を展開している日本政策投資銀行は、ゼネコンの大成建設に対して、「DBJ環境格付」で最高ランクの格付けを与えるとともに、評価点200点を超える特別表彰の対象とした。ゼネコンで特別表彰を得たのは同社が初めてという。
 「DBJ環境格付」は、同行が自主開発したスクリーニングシステムに基づいて、企業の環境経営度に評点を付け、環境配慮の面で優れた企業の資金繰りを支援するうため、得点に応じて3段階の優遇金利での貸し付けを実施する制度。
 
 大成建設は国内外で建設・土木工事を広く展開しているゼネコン企業として知られる。近年は、建設面での技術力だけでなく、環境への負担を減らす建設物やプロジェクト、インフラ工事などの取り組みに力を入れている。 今回の格付では、(1)卓越した技術力、(2)それを国内外に遡及させる提案力、(3)多数の企業が関わる多様な現場において環境管理を徹底する高度なマネジメント力、これら建設業における環境経営の全ての面において、同社は高度なレベルに達しており、低炭素社会をリードする点が高く評価された。
  

 また、「大成建設生物多様性宣言」に基づき、生物多様性に配慮した事業活動を推進し「フォレスト・セイバープロジェクト」など顧客と協働した生態系の保全に取り組んでいる。DBJはこれらの点を評価して最高ランクである「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という格付を与えた。さらに同格付けのうち評価点200点以上の企業に与える特別表彰の対象とした。