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愛媛銀行と元副支店長が労働基準法違反で 前代未聞の書類送検 残業代不払い容疑 (各紙)

2013-06-05 00:00:18

ehimeginkoheader_logo
ehimeginkoheader_logo新居浜労働基準監督署は4日、愛媛銀行に対して、行員7人に時間外労働の賃金計約305万円を支払わなかったなどとして、労働基準法違反の疑いで同銀行と元新居浜支店副支店長(53)を書類送検した。

容疑によると、愛媛銀行の新居浜支店では、2011年4~12月にかけて、行員7人が労働時間を実際より少なく申告しているのを把握していながら、7人の申告に基づいて時間外労働を計算、実際の労働時間に基づいた賃金との差額や深夜労働の賃金を支払っていなかったとしている。

愛媛労働局によると、実際の労働時間では7人には計約908万円が支払われるはずだったが、実際には、603万円ほどしか支払われていなかった。銀行が”サービス残業”で、銀行ぐるみ送検されたことが明るみに出るのは、珍しい。同行はロゴにあるように、「最初に(顧客に)相談される銀行を目指して」とうたっているが、サービス残業を常態化し、経営陣が対応してこなかった銀行に、顧客が信頼を寄せるだろうか疑問だ。