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環境省が温暖化対策融資への利子補給制度「グリーンファイナンス」スタート 金融機関に2%分を利子補給 初年度2億6500万円(FGW)

2013-06-28 15:25:02

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kankyouchottl_head環境省は、地球温暖化対策などの環境対策に取り組む企業向けの資金供給を支援する「グリーンファイナンス促進利子補給基金」を立ち上げた。金融機関が行う環境リスク調査融資のうち、温暖化対策のための設備投資に対する融資に対して、基金から利息の一部を助成する。基金設置法人である一般社段法人環境パートナーシップ会議(EPC)が、事業に参加する金融機関の公募を開始した。

 金融機関の公募期間は6月27日~10月31日。対象となる環境リスク調査融資とは、温暖化等に関連した事業融資に際して、金融機関が事業者に対して、土地の形状変更や工作物の新設・増改築等が環境に及ぼす影響等についての調査や環境配慮対策の取り組み計画等を求めた上で、融資を実施する制度。

によってEPCは、平成25年6月に「グリーンファイナンス」促進利子補給金交付事業として同基金を設置した。本基金事業は、金融機関が行う前述の融資融資に対し、その利息の一部を利子補給することにより、地球温暖化対策のための事業を促進し、CO2の排出削減を推進することを目的としている。

新制度は、地球温暖化対策のための設備投資など向けに、金融機関が融資した場合、融資額の2%分を5年間にわたって各金融機関に対して利子補給金として公布する。金融機関はその分、コスト削減が可能なので、当該融資の貸出金利を引き下げることになり、事業者への温暖化対策が広がることになる。

利子補給対象の融資案件は総額25億円を上限とするもの。対象となる金融機関の要件として、融資先事業者が実施する設備投資の事業に係る環境配慮の取り組みの状況について、実施の確認を行う体制を有していることと、融資資金の使途及び工事の完了を確認する体制を有していることが条件となる。

 

http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16826