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国際金融公社(IFC) 初の人民元建てグリーンボンド発行 8000万㌦分(FGW)

2014-06-18 12:33:59

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ifc_logo世界銀行グループの国際金融公社(IFC)は17日、中国人民元建てのグリーンボンド5億人民元(約8029万米ドル)を発行したと発表した。ボンド発行で調達した資金は、中国等の途上国市場での環境配慮投資の支援に活用される。ボンドは中国のオフショア市場で発行され、ロンドン市場に上場される。

 

初の人民元建てグリーンボンドは、利回り2%、HSBCが単独主幹事を務め、アジア、欧州等で主に機関投資家向けに販売される。IFC のVice President and Treasurerである Jingdong Hua氏は、「IFCは中国の民間企業や中小企業の資金調達を支援するため資本市場の育成に力を入れていく」と話している。

 
IIFCはこれまでも人民元建ての債券(通称、パンダボンド)発行を手がけてきた。3月には他の人民元建て債券を初めてロンドン証券取引所に上場している。今回のグリーンボンドは、途上国での温室効果ガス削減に資する再生可能エネルギー発電や、エネルギー効率化研究開発事業、電力の送配電網の再構築などの事業への投資資金として活用される予定。

 

IFCのグリーンボンドのクライテリアは、オスロ大学と連係している独立系研究機関のCiceroの認証を受けている。IFCは昨年度だけでも、総額25億ドルにのぼる気候変動関連の事業に投資している。その三分の2は発電関連事業に振り向けられている。

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