HOME |英政府が、低炭素社会づくりのための新ファイナンス機関 「グリーン投資銀行(GIB)」 の諮問委員グループを任命 (FGW) |

英政府が、低炭素社会づくりのための新ファイナンス機関 「グリーン投資銀行(GIB)」 の諮問委員グループを任命 (FGW)

2011-09-01 20:55:25



英国のビジネス大臣、ビンス・ケーブルは、英国を低炭素社会化するための新規ファイナンスを専門に行う新公的金融機関である Green Investment Bank (GIB) の諮問委員グループを任命した。9人のメンバーの中には、地球温暖化対策の世界的権威とされるニコラス・スターン卿も含まれている。




英国政府は、ポスト京都以降の地球温暖化対策の投融資資金をカバーするため、従来の政府補助金等に代えて、新たな公的金融機関としてのGIBを設立し、公的信用をベースに民間の資金を活用するスキームを導入しようとしている。




すでに2015年までのGIBの基本資金として30億ポンドの支出を決めている。GIBはこうした基本資金と政府の信用力をレバレッジ(テコ)として活用し、グリーンボンドの発行で民間資金を調達する計画だ。



諮問委員グループの長には、すでに Sir Adrian Montague卿が決まっており、今回、新たに任命された9人との合議制で新公的金融機関の運営と戦略決定にアドバイスを送る予定だ。Adrian卿は、British Energyの経営を経て、現在、3iグループの非常勤会長を務めている。



諮問委員グループは、9月6日に最初の会合を予定している。諮問委員は個々の投融資案件を審査・決定する経営陣とは別に、全体の運営や戦略についてのアドバイスに徹する。いずれも無給で、ボランティアとして活動する。




Terms of Reference for the group can be found at: