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日本政策投資銀行が 日本の金融機関初のグリーンボンド発行、ユーロ建て 資金使途はグリーンビルなど限定(FGW)

2014-09-22 12:48:39

DBJキャプチャ
DBJキャプチャ日本政策投資銀行は月内にも資金使途を環境分野に特定したグリーンボンドを発行する、と公表した。日本の金融機関発行のグリーンボンドは初めて。



政投銀が発行するグリーンボンドは、ユーロ建てで、期間は2~3年。資金使途は環境性能を評価する「グリーンビルディング認証」が付いたビル向けの融資に限定するという。対象アセットの合計金額は、490億円(346百万ユーロ相当(1ユーロ=141.65円にて換算))。

 

引き受け主幹事は、メリル・リンチ・インターナショナル、モルガン・スタンレー・インターナショナル、シティ・グローバル・マーケッツ、大和キャピタル・マーケッツ・ヨーロッパの4機関。

 

グリーンボンドは、世界銀行や国際金融公社(IFC)などが途上国での温暖化ガス抑制事業などの式調達のために、活用してきたが、昨年くらいから、民間金融機関の発行が増加している。今年1月には米銀が中心となってグリーンボンド原則を公表し、流通市場づくりの動きも広がり始めている。

 

日本企業によるグリーンボンド発行は、今年になってトヨタが米市場でのハイブリッド車や電気自動車向けのローン、リース債権を担保としたABS方式のボンドを発行している。日本の金融機関発行のグリーンボンドは初めて。政投銀は、不動産のサステイナビリティに関する評価制度のDBJ Green Buikding 認証制度を開発しており、同制度を活用して、対象アセットの屋上緑化や再生可能エネルギーの活用などを評価して、投資対象資産に組み込む。

http://www.dbj.jp/ja/topics/dbj_news/2014/html/0000017051.html