一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF

三菱総合研究所は、環境省の委託で実施する「地域金融機関等に対する低炭素化プロジェクトの専門家派遣事業」の４次公募先を、新潟県の第四銀行(新潟市）と北越銀行(長岡市）の二行に決定した。

 
同事業は、地域金融機関の低炭素事業への投融資を促進するために、環境省が地域金融機関のニーズに応じて、再生可能エネルギー事業分野の専門家を、同総研から派遣し、低炭素化プロジェクトの事業性の確認・評価のポイントや技術的・専門的知見を提供するという制度。地域金融機関等の再生可能エネルギー事業等への融資に係るノウハウの蓄積や人材育成等、キャパシティ・ビルディングを図る。

 

今年度はこれまでに、足利銀行（対象となる低炭素化事業は太陽光発電）、愛媛銀行(バイオマス発電、熱利用）、北都銀行（バイオマス発電）、八十二銀行（同）、山形銀行（風力発電）が採択されている。いずれも、各地域の特性に応じた再生可能エネ事業の技術評価や事業性評価を実施する。

 

４次公募で決まった２行は、第四銀行が風力発電所、北越銀行が消化ガス発電、太陽光発電の二事業。いずれも発電事業については固定価格買取制度（FIT）に基づく事業の評価ノウハウを学ぶことになる。

 

http://www.mri.co.jp/news/press/public_offering/result/015712.html