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日本政策投資銀行が常陽銀行と協同で 東日本大震災復興ファンド組成へ(FGW)

2011-10-06 13:32:29

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日本政策投資銀行は、常陽銀行と協同で、東日本大震災で被害を受けた茨城県を中心とした地域企業の復興・復旧を支援するため、投資ファンドを組成すると発表した。常陽銀行は震災後の地域経済復興のため「常陽地域復興プロジェクト『絆』」という取り組みを推進しているが、被災企業の二重ローン問題に対応するため、融資だけではなく、投融資一体型の手法で支援するファンドの組成を、政投銀との共同設立で決めた。

ファンドの正式名は、「いばらき絆投資事業有限責任組合(いばらき絆ファンド)」。規模は50億円。政投銀が全額出資で、(株)SFGパートナーズという運営会社(資本金100万円、無限責任組合員)を設立、政投銀と、常陽銀はそれぞれファンドへの出資者(有限責任組合員)となる。

ファンドは企業の実態に応じて、劣後ローンや優先株の提供を行う。投資期間は3年(2年以内の延長あり)で、ファンドの存続期間は10年(5年以内の延長あり)。

 〔ファンドのスキーム図〕

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