国際環境NGOのBankTrackは、年末の国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議（COP21）に向けて、温暖化に影響の大きい石炭産業向けの銀行の投融資を停止し、再生可能エネルギー事業への投融資に切り替えることを求めるキャンペーンを始めた。COP21に向けて、世界の主要銀行に石炭関連産業への資金供給の停止を宣言する「Paris Pkedge(パリ誓約）」の公約を求めるものだ。

 

BankTrackによると、2000年以来、世界の石炭生産量は69％拡大し、年間79億トンのCO2を排出している。さらに温暖化の加速が指摘されてきた2010年以来、新規の石炭火力発電所は世界で588基も建設が宣言され、726基が建設承認待ちという。

 

BankTrackはこうした石炭火力建設計画が増加の一途を辿るのは……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン