フランスの中央銀行総裁、フランシス・ ビルロワドガロー氏は、「金融セクターは世界の気温上昇を2℃上昇未満に抑制する気候変動対策に身を合わせねばならない」と指摘、金融機関と金融市場の温暖化対応を求めた。
ビルロワドガロー氏は、パリで開かれた国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)に合わせて開かれた仏議会主催のセミナーで講演、温暖化問題に対する金融セクターの役割を強調した。
ビルロワドガロー氏は9月に総裁に就任し、初めての公式スピーチとなった。同氏は金融機関等が取り組んでいる自発的な温暖化対応を評価しながらも、「これらの民間のイニシアティブを、温暖化の進行と闘う『公共財』としての活動に沿うものにするには、公的な介入も必要だ」 (Pour……
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