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RANが石炭産業向け融資のリーダー役であるBank of America との取引停止をサンフランシスコ市に要請(FGW)

2011-10-26 17:14:09

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米国の環境NGO、Rainforest Action Network (RAN)は、温室効果ガス排出増につながる石炭産業向けのファイナンスで先導的な地位にあるBank of America に対して、融資停止キャンペーンを展開しているが、その一環として、サンフランシスコ市にBoAとの取引停止要請運動を始めた。来年春の民間企業との契約更改に際して、同銀行を市の取引対象から除外するよう求めている。

RANは、市の銀行取引は、市民の健康とコミュニティの将来の安定に資するものでなければならないと強調。BoAは、米銀でもっとも石炭産業への融資が多く、さらに支払い困難に陥った住宅ローンの強制取り立ての先頭に立っていると批判している。RANによると、BoAは昨年だけで40億㌦近い融資を石炭産業に行っている。

こうしたDirty financeを停止し、代わりに風力発電や太陽光発電向けのクリーンエネルギーファイナンスを増加させるよう要請している。RANがサンフランシスコ市に対して発した要請文は「BoAは石炭産業向け融資を支援することで、公衆の健康と気候の健康を阻害する罪を犯している」と非難している。

英文関連記事:http://financegreenwatch.org/?p=2861

RANのPress Release:

http://www.ran.org/rainforest-action-network-statement-calling-san-francisco-cut-ties-bank-america