一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF

　一般社団法人環境金融研究機構（RIEF）が主催した第一回サステナブルファイナンス大賞の授賞式が22日、東京・内幸町の日本記者クラブで開かれた。

　昨年2015年において、環境・社会・ガバナンス（ESG）分野でもっとも優れた活動を展開した金融機関を定量的なスコアリングをベースにして選定し、顕彰するという、わが国で初の試み。

　初回の最優秀賞（大賞）には、日本政策投資銀行が昨年発行したサステナビリティ・ボンドが選ばれた。同行は一昨年も日本の金融機関として初めてグリーンボンドを発行しており、日本のグリーンボンド市場をリードする活動を評価された。

　優秀賞は3金融機関。三井住友銀行の『環境配慮融資等の開発と取り組み』、三井住友信託銀行『国内株式アクティブ運用へのESGインテグレーション』、大和証券グループ『インパクト・インベストメント債券の取り組み』。特別賞には、ゴールドマンサックス証券『太陽光発電事業のプロジェクトボンド組成』が選ばれた。

　また表彰状の授与式の後、各金融機関は、それぞれの授賞対象の取り組みについて説明する報告会が開かれた。記念講演として、環境問題に詳しい弁護士の佐藤泉氏が『サステナブルファイナンスの未来ー－ソフトローとハードローの融合についてーー』と題した講演を行った。