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福島銀行 福島県の復興・創生に向けて 100億円の「福島PROUD」資金枠を設定。日銀のマイナス金利政策にも対応(RIEF)

2016-03-01 15:25:12

fukushimabankキャプチャ

 

 福島銀行は、東日本大震災・東電福島原発事故からの福島県の復興・創生を目的として、総額100億円の融資枠を設定する福島復興・創生資金「福島PROUD(プラウド)」を設けた。3月1日から取り扱いを始めた。

 

 東日本大震災からの復旧・復興を目指した5年間の集中復興機関が3月末に終了し、2016年度からは「復興・創生期間」に移行することに伴って、地域経済の活性化を支援する取り組みの一環として位置づける。日銀のマイナス金利導入を受けて融資を積極化する狙いもある。

 

 「PROUD」の適用対象は、福島県内または同銀行の本支店の営業エリアに本社や工場、営業所等を置いている企業・個人事業主。成長分野への取り組みや、雇用増加のための取り組みなど、地域経済活性化への取り組みを積極的に行っている顧客。それらの対象企業・個人のうち、同行の財務内容が所定の審査基準に該当する場合、としている。

 

 成長分野への融資では、ロボットなどの研究開発や、再生可能エネルギーなどの環境、医療介護、健康、防犯、育児、地域再生などの分野が想定される。

 

 融資金額は1000万円以上で、運転資金、設備資金のどちらにも対応する。融資期間は運転資金の場合は5年以内、設備資金は7年以内(固定金利の場合は5年以内)とし、融資金利は条件に応じて年利0.3~3.0%と弾力的に設定する。通常の金利よりも優遇する。PROUD資金の適用期間は9月末まで。

 

 http://www.fukushimabank.co.jp/press/2015/img/20160229.pdf