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三井住友銀行 太陽光発電事業を対象とした自己信託型のプロジェクトボンド発行。52億円分。生保や地銀向けに販売へ(RIEF)

2016-03-15 14:33:30

smbcmtochigiキャプチャ

 

 三井住友銀行は太陽光発電事業を対象としたプロジェクトファイナンス案件を信託機能を活用したプロジェクトボンド(信託受益権)として、生命保険会社などの投資家に販売する仕組みを組成したと、発表した。

 

 対象となる事業は、スパークス・アセット・マネジメントが運営する投資ファンドが投資している栃木県那須烏山市での「SGET栃木メガソーラー発電プロジェクト」。敷地面積42万㎡の土地に22MWの発電設備を建設中。先月、地鎮祭を開いて、来年7月末に完成予定。

 

 三井住友銀行は同事業にプロジェクトファイナンスで資金供給しており、その資金の一部を信託受益権化し、投資家に販売する。発行金額は52億円で、信託期間は2035年9月までの19年間。信託の委託者、受託者とも三井住友銀行で自己信託の仕組みとなる。

 

SMBCキャプチャ

 

 太陽光発電事業を対象としたプロジェクトファイナンス債権をプロジェクトボンド(信託受益権)に組成する業務は、これまでゴールドマンサックス証券が複数の案件を組成している。今回の三井住友銀行の場合、自己信託とする点が異なる。

 

 信託信託受益権には日本格付け研究所からシングルAの格付けを取得している。販売先は生保のほか地方銀行などを想定している。また、今後も他のインフラ案件を対象としてプロジェクトボンドを組成する方針という。

 

http://www.smbc.co.jp/news/j601173_01.html