HOME1. 銀行・証券 |金融機関が抱える「Climate VaR」を試算。パリ合意の対策実施でも、世界の金融産業全体が2100年までに被る損失は2兆5000億㌦(約275兆円)。最悪シナリオでは24兆㌦(2640兆円)に。英研究チームが試算(RIEF) |
Varキャプチャ

 

 英LSEなどの研究チームは、パリ合意に基づく各国の温暖化対策を実施した場合に、世界の金融機関が抱える予想損失額を金融リスクを推計するValue at Risk(VaR)の手法で推計した。

 

 いわば「Climate VaR」の推計だ。その結果、パリで合意した各国の温室効果ガス削減策を積み上げた場合でも、世界の金融セクターが2100年までに気候変動によって被る予想損失額は2兆5000億㌦(約275兆円)となることがわかった。

 

 推計作業はLSE(London School of Economics and Political Science)のほか、Grantham Research Institute、Vivid Economicsで構成した研究チーム。

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