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みちのく銀行(青森) 青森市内の小型風力発電事業に ABL方式で融資(RIEF)

2016-04-07 19:41:50

smallwindキャプチャ

 

 みちのく銀行(青森市)は、地元青森市を拠点とする建設業の大成産業が五所川原市内で実施する小型風力発電事業の設備資金を融資したと、発表した。

 

 融資対象の小形風力発電機は、1基で、出力規模は約9.8kW。融資金額は公表されていない。事業は、五所川原市米田地区の恵まれた風況を活用して発電する。すでに3月31日に発電を開始している。発電した電力は固定価格買い取り制度(FIT)を利用して、電力会社に売電する。

 

 青森市内でFITを活用した小形風力発電事業は、初の取り組み。同行はこれまでも、再生可能エネルギーを活用した発電事業の設備資金に対し、ABL(アセット・ベースト・レンディング/動産・売掛金担保融資)を活用した融資を実施している。

 

 ABL融資では、担保となる不動産を所有しない企業でも、事業実績などを踏まえて、商品在庫、機械設備、および売掛金などの事業収益資産を担保とする。風力発電の場合、FITによる売却電力の収入を担保とする。

 

 同行は2014年、商工中金と共同で、大成産業が同市内の遊休地を借り受けて実施するメガソーラー事業に、合計3億5000万円(同行の融資額は2億円)の融資を行っている。

 

http://www.michinokubank.co.jp/news_1700.pdf