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信販大手のジャックス 大阪府が主導する太陽光発電普及へ低利ローン提供(RIEF)

2016-08-03 00:50:52

Jaccsキャプチャ

 

  大阪府は住宅への太陽光発電設備の普及を促すため、消費者金融のジャックスと提携し、設備導入時の費用負担を減らす低利のクレジット型ローンを始めた。

 

 新たな融資制度の対象は、府内に自ら住宅を所有し、かつ、居住する新築・既築住宅に対象設備を設置する人。通常の大手信販会社の太陽光発電設備向けクレジットの場合は、年2.5%程度の固定金利だが、ジャックスとの提携では同2.1%に設定した。

 

 また府が府内の金融機関と提携して実施する太陽光発電設備の融資制度では、融資対象は発電設備のみで、屋根や壁の改修工事は含まれない。しかし、今回のジャックスとの提携では、太陽光発電設備の取り付けだけでなく、関連する屋根や壁の改修工事も対象に含めることができる。

 

Jacksキャプチャ

 

   1人当たりの利用金額は20万~1000万円。対象となる太陽光発電の製品は、府が定めた特定のメーカーの製品が対象だ。メーカーは三菱電機、パナソニックなど。最大出力10kW未満で、国の固定価格買い取り制度(FIT)の対象となる設備が対象だ。

 

 融資金額の返済期間は最長15年。現行の金利は、2017年4月に見直す可能性がある。融資契約は、ジャックス加盟店のほか、府が登録する販売店でも扱う。申し込みは18年3月末まで。ジャックスの取扱加盟店になるには、 「自主行動基準」「太陽光パネル設置普及啓発事業」「ジャックス加盟店」等の届出・申請が必要。

 

 ジャックスは1998年ころから信販業界の中で率先してソーラーローンの取り扱いを始めている。このため現在は国内の金融機関の中でも、トップクラスの取り扱い実績を誇っている。

 

http://www.jaccs.co.jp/osaka_solar/

http://www.pref.osaka.lg.jp/eneseisaku/solar_credit/index.html