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三重銀行 小型風力発電事業の導入促進で、米エグザラスの輸入代理店の双日プラネットと業務提携(RIEF)

2016-11-06 23:44:13

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  三重銀行は、小型風力発電機の導入ビジネスに参入する。米エグザラス社の小型風力発電機の正規輸入代理店をしている双日プラネット(双日子会社:東京・千代田)と提携した。連携して小型風力発電システムの導入を促進する。発電設備の導入向けの融資増も目指す。

 

 三重県を含む中部圏は、安定した風況で知られ、風力発電に適しているとされる。ただ、通常の風力発電機の場合、設置場所の確保に加え、風車の羽根切音による低周波問題があるため、住宅地から一定の距離を置くことなどが求められる。

 

 これに対して、小型風力発電機の場合、そうした設置場所の課題を軽減できるほか、コストが安いため、企業や個人が遊休地を活用して比較的手軽に設置できるなどのメリットがある。また、わずかな風速(2.5m)でも発電が可能なうえ、環境アセスメントの適応外となるのも事業展開にプラスだ。

 

 固定価格買い取り制度(FIT)での買い取り価格も、55円/kWh(税別)と、事業用の太陽光発電の24円/kWhの倍以上に設定されているため、投資メリットも大きい。

 

 こうしたことから三重銀では、双日プラネットとの提携で、国内市場でエグザラス社製の小型風力発電機の設置を促進するほか、内外市場でも小型風力発電システム導入を推進していく方針。銀行の本業にとっても、小型風力設備の普及・拡大に伴い、設備資金や運転資金等を供給していく考え。

 

 双日プラネットは、エグザラス社の輸入代理店で、国内市場で同社の発電機の販売・施工を行っている。また、双日グループの双日インシュアランスと共同開発した小型風力発電総合保険も開発しており、事業リスク軽減の仕組みも提供している。

 

 エグザラス社は米オレゴン州に本社を置く小形風力エネルギー・システムの設計、製造の専門会社。同社製のXZERES 442SRは全世界で9,300機以上設置され、小型風力市場でもっとも売れているという。日本では2014年9月に日本海事協会から10kW発電機の認証を取得している。http://rief-jp.org/ct4/65420

 

http://www.miebank.co.jp/news/pdf/20161104.pdf