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三井住友銀行 イーレックスなどによる国内最大級の九州・豊前市でのバイオマス発電事業に、270億円の協調融資団を組成(RIEF)

2017-01-11 23:08:17

biogenerationキャプチャ

 

 三井住友銀行は、福岡県豊前市で、イーレックスなどが中心になって進めている木質バイオマス発電所事業に、総額270億5000万円のプロジェクトファインナンスによる協調融資団を組成した。バイオマス発電所としては国内最大級の74.95MWの発電容量で、2020年1月稼働を目指す。

 

 今回のバイオマス発電事業は、バイオマス発電に強い新電力会社のイーレックス、九州電力系の九電みらい、九電工の3社が共同出資した「豊前ニューエナジー合同会社」が事業主体。出資割合の65%はイーレックスが担当する。年間発電量は50万MWhで、一般家庭15万世帯分の年間電力消費量をまかなうことができるという。(写真は、バイオマス発電所の完成予想図)

 

 発電原料は東南アジアから輸入するパームヤシ殻(PKS)と木質ペレットを中心とし、年間約30万㌧を輸入して活用するという。このため発電所は、港湾機能を生かして、豊前市の九州電力発電所に隣接する九州高圧コンクリート工業所有の土地に設置する。

 

 ただ、燃料のPKSや木質ペレットの大半を輸入に頼ることから、再生可能エネルギー発電とはいえ、PKS等の相場変動があるほか、輸送上のリスク、また原料確保を巡る生態系リスク等も指摘される。三井住友銀行主導のプロジェクトファイナンスでそれらのリスクをどう評価していくかがカギともいえる。

 

 事業はイーレックスと九電みらいが発電所の運営を担当する。九電工は発電所の電気設備工事を担当する。また燃料の確保はイーレックスが、技術管理は九電みらいが、それぞれ担当する。発電した電力は固定価格買い取り制度(FIT)を活用して九州電力に売電する予定。

 

 三井住友銀がアレンジする協調融資団には、日本生命、西日本シティ銀行、新生銀行、三菱UFJ信託銀行、明治安田生命保険、福岡銀行、北九州銀行、大分銀行、鹿児島銀行、広島銀行、七十七銀行が参加する。

 

http://www.smbc.co.jp/news/j601321_01.html