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格付投資情報センター(R&I)、ゴールドマンサックス証券のグリーンプロジェクトボンド54億円分にシングルA格付け。栃木県でのメガソーラー事業が対象(RIEF)

2017-02-08 02:55:47

mibu2キャプチャ

 

 格付投資情報センター(R&I)は、JAG国際エネルギーが栃木県で開発した太陽光発電事業を対象として、米系ゴールドマンサックス証券がアレンジしたグリーンプロジェクトボンド総額54億円に対して、シングルAの格付けを付与した。

 

 グリーンプロジェクトボンドは、太陽光発電などの再生可能エネルギー事業などを対象資産としたボンドを発行、機関投資家等の投資対象とするもの。今回の対象事業は、JAG国際エネルギーが栃木県下野市と下都賀郡壬生町にまたがるメガソーラー事業の「壬生ソーラーウェイ」。

 

 ゴールドマンサックスが委託者として金銭信託で受益権を取得、それを投資家に販売するか、あるいは投資家がABL(動産・債権担保融資)を実行する。受託者は日立キャピタル信託で、投資家の投資資金をJAG国際が設置するSPV(合同会社)に融資(ノンリコース)する形となる。

 

壬生ソーラーウェイの建設予定地
壬生ソーラーウェイの建設予定地

 

  壬生ソーラーウェイは、出力17MW、一般家庭約5100戸の年間電力消費量をまかなえる。太陽光パネルは京セラ製、PVインバーターは東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製。EPC事業者は東光電気工事が担当する。来月に稼働する予定。

 

 R&Iはこのスキームで売買される信託受益権40億円分と、ABLの14億400万円分を「シングルAフラット」に格付けした。信託、SPV両方とも倒産隔離性が高く、スポンサーのデフォルトリスク等は低いとの判断を示している。

 

 発電される電力は固定価格買い取り制度(FIT)の適用を受け、全量、東京電力エネルギー・パートナーに1kWh当たり36円で売電される。

 

https://www.r-i.co.jp/jpn/body/sf/news_new_release/2017/01/news_new_release_20170131-14735_01.pdf

http://www.japanasiagroup.jp/cms/pdf/1679/2017-02-02.pdf