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日中省エネ環境ファンド設立に係る覚書に調印(JBIC)

2011-12-29 16:35:05

国際協力銀行(JBIC)は、みずほコーポレート銀行、日揮株式会社、中国輸出入銀行、北京青雲創業投資管理有限公司等の7社・機関の間で、中国における省エネ・環境分野に投資する総額10億人民元(約120億円相当)規模のファンドを設立する覚書に調印した。  同ファンドは、日中両国の主要な政策金融機関、民間銀行、事業会社、ファンド運用会社によるパートナーシップの下、成長が有望視される中国市場での省エネ・環境保護関連事業に対して、ファンドからの出資の形で資金を供給することを念頭に置いている。覚書の締結により、ファンド設立の方針を明確化することで、同分野における日中両国企業の共同プロジェクトの実現及び日本企業の有する高い環境技術を中国の投資先事業へ導入すること等を通じて、中国の省エネ・環境分野市場での日本企業のビジネス機会を拡大することも目指している。

 中国における省エネルギー・環境保護分野は、中国政府の最優先の政策課題の一つであり、2011年から実施されている第12次五ヵ年計画においても重点的に育成していくべき産業分野の一つとして位置づけられている。このため省エネ・環境分野には多くの新興成長企業が興隆しつつある。また今後も関連市場を含めて急速な拡大が見込まれる。こうしたことから、日本企業にとっても大きなビジネス機会創出の可能性が見込まれている。 

 http://www.jbic.go.jp/ja/about/press/2011/1226-02/index.html