オリンパスのプロキシファイトで 現経営陣支援の大株主は、日本生命と三菱UFJ銀行(FGW)
2012-01-10 12:51:36
オリンパスの損失隠し問題で、株式総会での委任状争奪戦を目指していた元社長のマイケル・ウッドフォード氏は、大株主の支持を得られず断念した。同氏は具体的な大株主名をあげなかったが、オリンパスの有価証券報告書によると、日本生命保険が発行株式数の8.26%を所有する筆頭株主で、次いで三菱UFJ銀行が4.89%を所有しており、これら2社は現経営陣側についたとみられる。
ウッドフォード氏は、「国内のオリンパスの大株主のだれも(私たちに)支援の声をあげなかったばかりか、汚染された現経営陣の続投を事実上黙認している」(毎日新聞)と指摘している。さらに、同氏は、企業と金融機関等の株の持ち合い問題にも触れ、「慣れ合いで、適性を書く経営陣が居座れる環境が醸成されている」と、付け加えた。
日本生命、三菱UFJ銀行とも、日本を代表する金融機関で、CSR(企業の社会的責任)活動にも積極的とみられてきた。
オリンパスの主要株主上位2社
オリンパスと金融機関の関係
(c) 1年内返済予定の長期借入金
参考情報:毎日新聞:http://mainichi.jp/select/biz/news/20120106k0000e020154000c.html
ウッドフォード氏は、「国内のオリンパスの大株主のだれも(私たちに)支援の声をあげなかったばかりか、汚染された現経営陣の続投を事実上黙認している」(毎日新聞)と指摘している。さらに、同氏は、企業と金融機関等の株の持ち合い問題にも触れ、「慣れ合いで、適性を書く経営陣が居座れる環境が醸成されている」と、付け加えた。
日本生命、三菱UFJ銀行とも、日本を代表する金融機関で、CSR(企業の社会的責任)活動にも積極的とみられてきた。
オリンパスの主要株主上位2社
日本生命保険(相) | 東京都千代田区丸の内一丁目6番6号 | 22,426,718 | 8.26 |
㈱三菱東京UFJ銀行 | 東京都千代田区丸の内二丁目7番1号 | 13,286,586 | 4.89 |
オリンパスと金融機関の関係
(c) 1年内返済予定の長期借入金
相手先 | 金額(百万円) |
㈱三井住友銀行 | 25,000 |
日本生命保険(相) | 4,500 |
第一生命保険㈱ | 1,500 |
明治安田生命保険(相) | 1,500 |
大同生命保険㈱ | 1,500 |
住友生命保険(相) | 1,000 |
参考情報:毎日新聞:http://mainichi.jp/select/biz/news/20120106k0000e020154000c.html