HOME1. 銀行・証券 |新生銀行 山形・酒田市でのゴールドマンサックス系のメガソーラー増設事業に74億円のシンジケートローン組成。県内地銀3行が参加(RIEF) |

新生銀行 山形・酒田市でのゴールドマンサックス系のメガソーラー増設事業に74億円のシンジケートローン組成。県内地銀3行が参加(RIEF)

2017-04-20 23:45:57

sakataキャプチャ

 

  新生銀行は、ゴールドマン・サックス系の再生エネルギー事業を展開のジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE)が山形県酒田市で展開するメガソーラー(大規模太陽光発電所)の増設事業に総額約 74 億円を融資するシンジケートローンを組成した。シンジケーションには 山形県内の地方銀行 3 行が参加する。増設後の発電所は同県最大となる。

 

 対象となるメガソーラー事業は、JREと酒田港リサイクル産業センター(酒田市)が共同出資する酒田港メガソーラーパーク。現在、1.2MWの発電能力を保有するが、隣接する新日本住金の土地41万8000㎡を借り、発電能力を28.5MWに拡大する。酒田市内の全世帯の22%に相当する8500世帯分の電力を供給できるという。

 

 投資総額は80億円。そのうち大半の74億円をプロジェクトファイナンスとしてシンジケートローンで供給する。アレンジャーは新生銀行が務め、山形銀行、荘内銀行、きらやか銀行の県内地銀がそろって参加する。発電した電力は全量、東北電力に売電する。2018年4月に稼働する予定。

 

 JREは、これまでも酒田港など全国2カ所で風力発電を、水戸市など全国27カ所で太陽光発電を手掛けており、発電能力は全体で165MWにのぼる。

 

 山形県は2030年度をメドとして、再生可能エネルギーの県内での発電能力を100万kWにする目標を掲げている。このうち太陽光は約40万kWを目標としており、すでに昨年度末までに22万kWが稼働している。今回の酒田港メガソーラー増設分が稼働すれば25万kWを超える。


 新生銀行が環境関連のプロジェクトファイナンスを実施するのは、今回で 18 件目という。

http://www.shinseibank.com/corporate/news/pdf/pdf2017/170417megasolar_j.pdf