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リース大手の東京センチュリー、下水道汚泥を活用したバイオガス発電事業に参入。水環境事業の月島機械と連携(各紙)

2017-05-15 13:14:59

tokyocenturyキャプチャ

 

 各紙の報道によると、リース大手の東京センチュリーが下水処理を利用した発電事業に参入する。環境装置大手の月島機械と資本・業務提携し、下水を浄化する際の汚泥処理で発生するメタンなどのバイオガスから発電する。自治体の下水処理場を対象にするほか、海外での展開も視野に置くとしている。

 

 日本経済新聞が報じた。東京センチュリーは伊藤忠商事の系列で、大手総合リース会社としては業界4位に位置する。3月に月島機械の発行済み株式の3.85%を21億円で取得し、資本関係を強化した。すでに月島機械は大阪市や栃木県鹿沼市などの複数の自治体で汚泥利用のバイオガス発電事業を展開しているが、今後は東京センチュリーと月島機械が共同出資で設立する新会社を事業主体にして、事業を全国的に拡大する。

 

  月島機械は水環境事業に強い。下水処理事業においては、下水浄化の過程で発生する汚泥処理(消化)でメタンを主成分とする消化ガス(バイオガス)が生じるが、これを回収して発電する事業を自治体と共同で展開している。これまでは月島機械が自己資金で発電設備を建設し、自治体は設備の建設用地と消化ガスを供給し、固定価格買取制度(FIT)による売電収入をシェアしてきた。

 

 ただ、これだと自治体の負担は少ないが、月島機械側は事業を拡大していくうえで、設備費がかさむことになる。そこで、東京センチュリーが設備を月島機械から買い取り、共同で設立する事業会社にリースする形にして、資本効率を高めて自治体向けサービスを拡大することになった。

 

 将来的には、今後、下水処理設備の普及拡大が期待されるアジアなどの海外でも、上下水道設備の売り込みとともに発電事業を組み込むことも検討していくという。

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https://www.tsk-g.co.jp/tech/water-environmental/digestion-gas.html