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宮城・七十七銀行 宮城県・石巻で県内最大の風力発電事業に56億円をプロジェクトファイナンス方式で融資。東日本大震災被災地復興事業として(RIEF)

2017-08-24 08:03:57

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 宮城県の七十七銀行は、宮城県石巻市で、再生可能エネルギー発電大手のユーラスエナジーホールディングスが計画を進めている同県内最大規模の風力発電事業に対して、プロジェクトファイナンス方式で総額56億円を融資する契約を結んだ。同事業は東日本大震災被災地の復興事業として計画されている。

 

 
 ユーナスエナジーの計画によると、石巻市の籠峰山北側の尾根沿いの同市大森字大平地区に、発電容量3.4MW級の風力発電機を6基建設する。総発電容量は20.4MWとなる。発電した電力は全量、固定価格買い取り制度(FIT)で、20年間、東北電力に売電する。操業開始は2020年の予定。

 

 発電所建設工事は、1年目の今年は、風車部材を現地まで運ぶ輸送路整備と風力発電機の基礎工事に取り組み、2年目に風車の組み立てと据え付け工事を実施するほか、送電線の設置などを進める計画だ。工事には下請けに地元企業を活用する予定。

 

 七十七銀行は、事業主体としてユーナスエナジー社が100%出資で設立した「ユーラス石巻風力」社に対して融資する。同行は「宮城県内最大規模となる風力発電事業に対し、再エネ事業の普及促進と地域経済の活性化を支援する観点から資金を提供する」と説明している。

 

 さらに、今後も、再エネ事業等の様々な資金ニーズに積極的に対応することで、 地域経済の活性化を促進することに取り組んでいく、としている。

 

http://www.77bank.co.jp/pdf/newsrelease/17082301_fuuryoku.pdf