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日立キャピタル、日射不要の「キクラゲ」栽培ソーラーシェアリング事業に、太陽光発電設備をプロファイ型リースで提供。宮城県内でのサステナジーによる事業(RIEF)

2017-08-31 23:26:01

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  日立キャピタル(東京)は、再生可能エネルギー事業のうサステナジー(同)が宮城県の太陽光発電所2件で、発電とキクラゲ栽培を両立させるソーラーシェアリング事業向けに、発電設備をプロジェクトファイナンス型リースで提供する。通常のソーラーシェアリングと異なり、太陽光設備の影を利用して、日射不要のキクラゲを栽培品種に選んだ。年間40㌧の収穫を目指しているという。

 

 (写真は、太陽光発電所に設置されたキクラゲ菌床栽培の様子)

 

 「日陰型」のソーラーシェアリング事業を実施するのは、サステナジーが開発する宮城県登米市の「登米善王寺太陽光発電所(発電容量 2MW)」と、同県加美郡の「加美 八幡堂太陽光発電所(同 2MW)」。いずれもサステナジーが事業主。EPC(設計・調達・建設)は大和ハウス工業が担当する。日立キャピタルが提供する設備リース金額は明らかにされていない。

 

 キクラゲ栽培は宮城県の農業生産者であるアグリ古川農産(大崎市)とスワンドリー ム(栗原市)が地元労働者を雇用して栽培している。

 

 一般的なソーラーシェアリングは、日射を必要とする農作物を同時に生産するため、小型の太陽光パネルを採用し、 発電設備の架台の下部の農地にも太陽光を採り入れる仕組みが多い。しかし、サステナジーの方式は、太陽光発電システムの建設で生じる影を活用し、日射不要なキクラゲを栽培する。

 

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  キクラゲは国内で流通する商品の 9 割以上が中国からの輸入物なので、国産品は希少価値が高く、販路を確保し易いメリットがある。一方で、影の発生を気にせずに太陽光パネルを設置できることから、発電効率もアップする。発電は 9 月末から開始し、全 量を東北電力に売電する予定。

 

 ソーラーシェアリングは、農地の有効活用と再エネ発電の普及を目的として、営 農継続を条件に耕作放棄地などを一時転用する制度。ソーラーシェアリングを行う設備を設置するための農地転用許可の件 数はこれまで累計 770 件以上ある。

 

  サステナジーは 2009 年より東北地域を中心に中小規模の再生可能エネルギー事業に取り組んいる。太陽光発電のほか、岩手県紫波町では木質バイオマスを利用した地域熱供給事業も実施している。

 

 日立キャピタルグループは 2003 年に風力発電分野で業界に先駆けて金融サービスを提供したのを始め、風力や太陽光などの地球環境に配慮した再エネ事業の普及に力を入れている。

 

http://sustainergy.co.jp/info/info_detail/938