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東北銀行(盛岡)、一関市で計画中の日本最大級のソーラーシェアリング事業にプロジェクトファイナンスで融資。3.5m以上の高床式で有機の小麦・大麦を栽培(RIEF)

2017-12-18 06:40:45

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 東北銀行(岩手・盛岡)は、岩手県一関市の国営開発農地で計画されている日本で最大規模のソーラーシェアリング事業に対して、プロジェクトファイナンス方式で融資する、と発表した。同事業は、パネルの高さを地上3.5m以上の「高床式」とし、パネル下でトラクターやコンバイン等の農業機械を使用できる大がかりなもので、5.3MW の発電出力と、小麦・大麦の有機栽培を両立させる。

 

 事業は再生可能エネルギーを積極的に導入する一関市が、立地協定を結ぶリニューアブル社と計画、開発のうちの藤沢農業振興公社と、営農者、地権者が合意して実現した。東北銀行の融資額は総事業費は約20億円。東北銀が約8割を融資し、リニューアブル・ジャパンと東急不動産、ベンチャーキャピタルの日本アジア投資の3社が残りを出す。

 

 発電所は二つに分かれており、一関市吉高太陽光発電所と一関市鈴ヶ沢太陽光発電所で、吉高発電所はすでに10月に着工、鈴ヶ沢発電所は18年3月着工の予定。完成は、前者が18年6月、後者が同10月の予定。

 

連携の仕組み
連携の仕組み

 

 稼働後は発電事業者である「合同会社吉高鈴ヶ沢」と公社との間で結んだ営農支援業務委託契約に基づき、発電事業収入の一部を20年間に渡り営農支援費用として公社へ支払うことにしており、地域創生に活用される。

 

 同事業の特徴は、これまでのソーラーシェアリングが野菜などを中心としてきたのに対して、日本の主食の一つである小麦・大麦の有機栽培や特別栽培に取り組む点。そのために、パネル下の農地にトラクターやコンバイン等の農業機械による作業ができるよう、パネルを地上3.5m以上の高さに持ち上げる構造にした。

 

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 国内で稼働中のソーラーシェアリングの中では最大級。想定年間発電量は、約6,075MWh(20年平均)。一般家庭約 1268世帯分の年間使用量に相当する。CO2削減量は年間約3290㌧の見込み。

 

 リニューアブル社は、2003年に一関市と立地協定を締結し、これまで同市内で7カ所の太陽光発電所を開発している。

http://www.tohoku-bank.co.jp/showimage/pdf?fileNo=648