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三井住友銀行、住友化学向けに、ESG/SDGs評価を踏まえた初のシンジケートローンを正式に組成。融資総額222億円。地銀等が参加(RIEF)

2018-10-02 11:56:46

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  三井住友銀行は「ESG/SDGs評価」を踏まえたシンジケートローンを住友化学向けに正式に組成した。融資額は222億8000万円。「評価」は同じ三井住友フィナンシャルグループの日本総合研究所と共同で作成したもので、同行では「日本の金融機関で初」としている。

 

 シンジケートには、伊予銀行、静岡銀行、滋賀銀行など15の地銀のほか、信金中央金庫、全国信用協同組合連合会、兵庫検診用農業協同組合連合会など3信連、大同生命の各金融機関が参加した。

 

 三井住友銀はこれまでも、環境やグリーンビルディング等の評価格付け融資を展開しており、今年度から「ESG/SDGs評価型資金調達」を始めている。今回のシンジケートローンの提供は、こうした個別の融資に加えて協調融資商品を開発した形だ。http://rief-jp.org/ct1/82224

 

 ESG/SDGs評価を踏まえた融資としては、地銀の東邦銀行が今年8月に、地元企業向けの個別融資で、そうした評価を導入している。東邦銀の場合は、ESG等の評価の高い企業向けには貸出金利を通常よりも引き下げる優遇策を講じているが、三井住友銀のシンジケートローンの場合、金利等の優遇があるかどうかは不明。http://rief-jp.org/ct1/81501

 

 同シンジケートローンは、組成時に融資先企業のESGの取り組みや、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に関する活動状況、それらの情報開示の程度を評価を踏まえて、融資条件を決定する仕組み。

 

 ESG/SDGs評価は、日本総研が連携する英FTSE Russell の「ESG Ratings Dat Model : FTSE RUssell ESG Module & Ratings」に基づいて判断する。シンジケートローン以外の同行からの個別の融資に対しても、企業の希望ベースでESG/SDGs評価を提供する。評価を受けることで、企業は自らのESGレベルをグローバル基準で客観評価できるようになり、今後のESG活動の促進に生かすことが可能になる。

 

 住友化学に対する今回の評価は、まずEについては、事業活動に伴う主な環境負荷をグループ全体で把握し、CO2排出量ではサプライチェーン全体での把握にも努めている点が評価された。Sの社会分野では、従業員の働き方改革推進のアクションプランを策定している点を評価し、さらにGのガバナンスでは経営トップがサステナブルな社会の実現への貢献を宣言している点が高く評価された。SDGs関連では、社会的課題解決に資する商品・技術を「スミカ・サステナブル・ソリューション」として認定、その普及を図っている点が強調された。

 

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https://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20181001_1.pdf

http://www.smbc.co.jp/news/j601706_01.html