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三井住友銀行、国連環境計画・金融イニシアティブ提唱の「責任銀行原則(PRB)」への賛同表明。日本の銀行で2行目。9月の国連気候サミットまでに何行に増えるか?(RIEF)

2019-02-18 20:40:35

PRBキャプチャ

 

 三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)は、国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)が提唱する「責任銀行原則(PRB)」への賛同を表明した。日本の金融機関では三井住友信託銀行に次ぐ表明となる。http://rief-jp.org/ct1/86439

 

   PRBは持続可能な社会の実現に向けて、国連の持続可能な開発目標(SDGs)やパリ協定等の国際的な目標と整合した事業活動を銀行に促すことを目標とした金融機関の活動を促すために、UNEP FIがキャンペーンを展開している。今年9月の国連気候サミットの場で賛同銀行が一堂に集まって署名する予定。http://rief-jp.org/ct6/79730

 

 これまで支持表明している主な銀行は、バークレイズ銀行(英)、BNPパリバ(仏)、ソシエテ・ジェネラル(同)、ING(オランダ)、サンタンデール(スペイン)、中国工商銀行(中国)などの大手銀行のほか、環境銀行として知られるトリオドス銀行(オランダ)や、イエス銀行(インド)、アクセス銀行(ナイジェリア)、Banco Pichincha(エクアドル)、Golomt Bank(モンゴル)など。

 

 PRBは6つの原則からなる。それらは、次の通り。

 

 ①適合(Alignment)SDGsやパリ協定などに銀行のビジネス戦略を適合させる。

 ②影響(Impact)銀行の活動を通じて社会にネガティブな影響を減少させ、ポジティブな影響を継続的に増やしていく。

 ③顧客(Clients & customers)顧客とともに、現在及び将来世代のために共有する繁栄を創りだす。

 ④利害関係者(Stakeholder)社会の目標達成のためにステークホルダーと協力する。

 ⑤ガバナンスと目標設定(Governance & traget-setting)公的な目標を瀬って市て説明責任を明確にし、原則への関与を実行する。

⑥透明性と説明責任(Transparency & accountability)定期的に原則への適合を点検し、説明責任を果たせるようにする。

 

https://www.unepfi.org/banking/bankingprinciples/

https://www.smfg.co.jp/news/j110191_01.html