HOME11.CSR |三井住友銀行、東京大学に対して、ESG/SDGs評価のシンジケートローンを組成。融資額27億8000万円。朝日信用金庫が参加(RIEF) |

三井住友銀行、東京大学に対して、ESG/SDGs評価のシンジケートローンを組成。融資額27億8000万円。朝日信用金庫が参加(RIEF)

2019-04-01 08:30:24

tokyo1キャプチャ

 

 三井住友銀行は、国立大学法人東京大学に対して、独自に作成した「ESG/SDGs評価」を適用したシンジケートローンを組成した。東大のサステナブルキャンパスプロジェクト(TSCP)で省エネ目標を達成するとともに、自然エネルギーの創エネにも取り組んでいる点、さらに産業界との「産学共創」の取り組み等も評価した。融資額は27億8000万円。朝日信用金庫が融資に参加した。

 

 三井住友銀行のESG/SDGs評価は、日本総合研究所と共同で開発した評価手法。三井住友銀はシンジケーションのアレンジャーとエージェントを務める。評価結果によると、東大はESGとSDGsのいずれにおいても、良好な取り組みと、必要な情報開示をしているとみなされた。

 

 主な評価ポインとは、まずE(環境)の分野では、基本となる「東大環境理念」において、環境に関する科学・技術の進歩への貢献や、環境関連法令・基準の順守、環境負荷の軽減等を明記している点をあげている。TSCPでは実験系を除く省エネ、創エネの成果とともに、2015年にTSCP学生委員会を立ち上げて、学生を巻き込んだ教育的取組を進めている点を評価された。

 

 S(社会)の分野では、大学と産業界の「産学共創」のほか、地域課題の解決のための地域との連携等にも取り組んでいる。G(ガバナンス)では、地球と人類社会の未来に貢献するためSDGsの活用を掲げ、総長をリーダーとする全学体制「未来社会共創推進本部」を立ち上げ、取り組んでいる。

 

 SDGsでは、全学的にSDGs活用を掲げている点と、SDGsの17目標に関する研究や活動の可視化や情報開示に努めている、としている。

https://www.smbc.co.jp/news/j601797_01.html