HOME1. 銀行・証券 |三井住友トラストが傘下の中央三井アセット信託のインサイダー取引規制違反で第三者委員会設置(FGW) |

三井住友トラストが傘下の中央三井アセット信託のインサイダー取引規制違反で第三者委員会設置(FGW)

2012-04-09 17:14:44

mitsuisumitomotrusthead_logo
三井住友トラストホールディングスは、傘下の子会社である中央三井アセット信託銀行が、国際石油開発帝石による公募増資に絡んで、増資発表直前に主幹事の野村証券から得た情報を元にして、運用担当者が国際石油帝石株をカラ売りしていた問題で、社内に第三者委員会を設置したと発表した。

この問題では、証券取引等監視委員会が同ホールディングスに対して、金融商品取引法違反で5万円の課徴金納付命令を出すよう金融庁に勧告した。中央三井アセット信託の運用担当者は、空売りによって約1400万円の利益を得たという。

 大手信託銀行が金融商品取引法違反で課徴金を受けるのは異例。このため同ホールディングスは、すでに進めている社外有識者による特別調査委員会とは別に、外部委員で構成する第3者委員会を設置して、より客観的な検証を実施することにした。第3者委員会の委員は、濱田邦夫弁護士(委員長、元最高裁判事)、伊藤鉄男弁護士)元最高検察庁次長検事)、岸田雅雄(早稲田大学教授)の3人。5月上中旬にも報告書を取りまとめる予定。

http://www.smth.jp/news/2012/120409.pdf