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三菱UFJフィナンシャルグループ、国連環境計画金融イニシアティブ(UNEP FI)主導の「責任銀行原則」に賛同を表明。9月に正式署名。邦銀の賛同数は4行目(RIEF)

2019-08-22 16:02:15

MUFG1キャプチャ

 

 三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFJ)は22日、国連環境計画(UNEP)金融イニシアティブ(FI)が発足させる「責任投資原則(Priniciples for Responsible Banking)」への賛同を表明した。9月に米ニューヨークで同原則に正式署名する。この結果、日本の3メガバンクがそろって署名することになる。日本のPRBへの署名機関は三井住友信託銀行を含めて、4機関目。

 

 PRBは、9月にニューヨークで開く国連気候サミットで発足を宣言する予定だ。7月時点で、署名銀行数はグローバルベースで78機関。UNEPFIは、正式発足時には100銀行にしたいとしている。

 

  PRBは、銀行業務を、SDGsやパリ協定に適合させることの確約や、環境・社会へのネガティブな影響を減少させることなど、6つの原則を守ることを誓約する。ただ、当初案では、署名銀行を環境・社会クライテリアで区分する内容だったため、銀行の不評を買うなどの課題があった。そこで原則を修正、すべての署名銀行の扱いを同一にするなど、署名し易い形にした。https://rief-jp.org/ct6/92239?ctid=66

 

 PRBは、国連の支援で2006年にスタートした責任投資原則(PRI)をモデルとする。PRIが年金等の機関投資家を対象とするのに対して、融資を軸とする銀行の責任行動を求めるものとして、UNEP FIが推進している。SDGsや気候変動対策のパリ協定の目標達成に向けて、銀行のサステナブルファイナンスを促進することを目指している。https://rief-jp.org/ct6/84920

 

 PRBへの署名を機に、MUFG傘下の三菱UFJ銀行は、サステナブルビジネスを行内で横断的に展開する専門組織として、サステナブルビジネス室を設立した。新設部門では、「必要とされる環境・社会課題に向けたリスク管理の高度化、ESG 動向を踏まえたローン商品の開発や出資の検討などを含む、新たな金融ソリューションを提案・提供する」としている。

https://www.bk.mufg.jp/news/index.html?link_id=p_top_center_info_news

https://www.mufg.jp/pressrelease/