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名古屋銀行、地銀第二弾のグリーンボンド発行。100億円。太陽光発電事業への投融資資金に充当。SDGs取り組みの一環としても位置付け(RIEF)

2019-12-08 20:53:24

nagoyab1キャプチャ

 

 名古屋銀行は、13日に同行初のグリーンボンドを発行する。発行額は100億円。太陽光発電事業向けの投資資金への新規、リファイナンス投融資に充当する。地銀のグリーンボンド発行は群馬銀行に次ぐ。名古屋銀は今回のグリーンボンドを、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成への取り組む活動とも位置付けている。

 

 発行するボンドは、円建てで期間10年、クーポンは当初5年間が年0.44%、以後5年間は6ヵ月ユーロ円 LIBOR+0.45%の変動金利とする。

 

 調達資金は、太陽光発電事業向け設備投資(太陽光発電に要する土地の購入、太陽光パネル、パワーコンディショナー、発電モニター、蓄電池等の関連設備等の購入・設置、保守・管理にかかる投資など)への投融資に充当する。既存投融資については、ボンドの発行日から過去3年以降の案件を対象とする。

 

 主幹事は、SMBC日興証券、みずほ証券、大和証券社、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が務める。SMBC日興がGreen Bond Structuring Agentを務めた。グリーン性については、Sustainalyticsが国際的なグリーンボンド原則(GBP)への適合性を付与した。

 

 名古屋銀は2018年4月に「めいぎんSDGs宣言」を制定し、金融事業を通じた持続的な地域経済の発展への貢献を掲げている。今回のボンド発行も、こうしたSDGs取り組みの中に位置付けている。

 

 地銀のグリーンボンド発行は、群馬銀行が10月に地銀第一号の発行を公表。11月に100億円分、期間10年と、ほぼ名古屋銀と同規模の発行に踏み切っている。群銀の場合、資金使途は、再生可能エネルギー事業や省エネ、環境配慮型私募債等の投融資資金に充当するとしている。https://rief-jp.org/ct1/95362

 https://www.meigin.com/release/files/20191206nb.pdf