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脱原発の明確な決定と新しいエネルギー政策へ(FOE)

2012-05-26 18:00:41

FoE Japanは本日、ポジションペーパー「エネルギー政策の見直しにあたって~脱原発の明確な決定と新しいエネルギー政策へ」をまとめ、発表しました。福島第一原発事故の甚大な被害は今も続いています。放射能汚染により、原発周辺地域に住んでいた人をはじめ、福島周辺地域に住む多くの人が日常生活を奪われました。

今後のエネルギー政策の見直しに当たっては、この事故の教訓に学び、悲劇・被害を二度と繰り返さないために、原子力発電からの脱却を決めることを大前提とし、そこから議論を出発させなければなりません。

また現在のエネルギー政策見直しプロセスには、福島の声を聞き、反映させるプロセスがなく、今からでもヒアリング等を設定するとともに、今後の国民的議論の適切な設計が求められます。

本ペーパーは、現在議論されているエネルギー政策の見直しにあたり、FoE Japanが不可欠であると考える以下の視点についてまとめています。FoE Japanは、引き続き議論を注視し、働きかけていきます。






エネルギー政策の見直しにあたって
~脱原発の明確な決定と新しいエネルギー政策へ
全文はこちら[PDF]1.福島原発事故をふまえた原子力政策の見直し
 1)脱原発の決定と、具体的道筋の明確化
 2)核燃料サイクル政策の撤回と、放射性廃棄物の適切な管理

2.エネルギーの供給・需要構造の見直しと省エネルギー
 1)エネルギーの需要側管理、供給構造、効率の見直し
 2)エネルギー利用の効率化と省エネルギー政策
 3)経済成長とエネルギー消費の切り離し

3.エネルギーの民主化による「エネルギー自立社会」へ
 1)エネルギーシステムの自由化、民主化へ
 2)地域の持続可能な再生可能エネルギーを中心とした「エネルギー自立」へ

4.国際社会における立場と役割
 1)環境影響、気候変動影響の緩和
 2)原発輸出政策の撤回

5.エネルギー政策見直しに福島の声、市民の声を
 1)福島の被害に向き合い、市民の声を反映する「国民的議論」を
 2)国会にも議論の場を設置し、運営方法の見直しを

 

 

http://www.foejapan.org/energy/news/120524.html