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「想定外」、16年前に警告。故高木仁三郎氏の論文(FGW)

2011-05-08 00:28:13

 「原子力資料情報室」元代表の高木仁三郎氏が阪神大震災後、1995年10月号の日本物理学会誌で発表した論文「核施設と非常事態―地震対策の検証を中心に―」は、原発と地震リスクの関係について警鐘を鳴らしていた。国や電力会社は『原発は地震で壊れない』を前提にしており、そこから先に一歩も進まなかった、と批判している。つまり、「想定外」ではなく、「想定しようとしなかった」“未必の故意”の可能性が浮上する。

高木仁三郎氏の論文11-511高木論文