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東電など6電力会社の原発燃料集合体:294体でカバーに欠損の疑い(毎日) 要するに燃料棒のカバーがボロボロということ

2012-09-10 21:39:56

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済産業省原子力安全・保安院は10日、6電力会社から、7原発13基の燃料集合体計294体で、金属製のカバーに欠損の疑いがあると中間報告を受けたと発表した。いずれも放射性物質の漏えいなどはなかった。保安院は原因や、燃料の健全性について電力会社に評価させ、近く発足する原子力規制委員会に報告させる方針。

 保安院が確認を指示した対象のカバー4万3191体のうち、約6割の2万7310体を目視点検。その結果、東北電力女川原発(宮城県)では2、3号機の計31体で欠損を確認し、東北電は原因を「溶接不良か接触による損傷」と推定している。また、北陸電力志賀原発(石川県)の3体、中国電力島根(島根県)の13体でも欠損が確認された。ほかに欠損が疑われるのは東京電力柏崎刈羽(新潟県)81体▽中部電力浜岡(静岡県)122体▽日本原子力発電東海第2(茨城県)35体▽同・敦賀(福井県)9体。各社は今後、すべてのカバーの最終確認を実施する。