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「東電改革は、発送電分離をさらに踏み込んで「送配電複線化」の実現を(FGW)

2011-05-12 15:34:25

東電改革が論議されている。政府の東電支援は取り合えずの危機管理であり、この国の電力システム全体におよぶ危機管理の欠如、手炭素社会への備えの不十分さ、そしてなによりも電力安定供給力の持続可能性への疑問等に対応するには、抜本的な改革が必要である。東電に限らず、わが国の経済社会を長年にわたって支えてきた9電力(沖縄電力を除く)体制の制度疲労をしっかりととらえ、活力ある新たな電力システム構築を目指す必要がある。FGWが週刊エコノミストで提言した視点が、政官財で幅広く議論され、最も効率のいい制度改革を促す一助になることを期待している。

視点は「発送電分離」ではなく、「送配電網の複線化」である。すなわち、送配電網の独占排除にある。週刊エコノミスト2011年5月17日号参照 11-5東電改革・送配電網の複線化をーエコノミスト「学者が斬る」