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文部科学省「福島県内の学校・校庭等の利用判断における暫定的な考え方」に対する日本医師会の見解(日本医師会)

2011-05-15 22:17:37

日本医師会が5月12日に公表した声明(もっと早く出してよね):この1~20 ミリシーベルトを最大値の20 ミリシーベルトとして扱った科学的根拠が不明確である。また成人と比較し、成長期にある子どもたちの放射線感受性の高さを考慮すると、国の対応はより慎重であるべきと考える。

日本医師会の声明文:http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20110512_31.pdf

この問題は、単に文科省が甘い基準を示したという問題だけではない。現時点においても、福島原発のリスクはほとんど減少していないなかで、国民に適切な情報を知らせず、なし崩し的に「安易な安心感」を広めようとしている政府の姿勢を反映している。さすがの日本医師会も、プロとしてのメンツから国をいさめる以外なかったと思われる。

文科省の責任者(文部大臣だろうが)は、明確な責任をとるようにしてもらいたい。もっとも、いてもいなくても存在感のない政治家ばかりだが・・・