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福島・飯館村が「未来への翼」中学生20人をドイツ派遣へ(FGW)

2011-06-23 12:54:59

原発事故被害を受けた福島県飯舘村は、村役場の業務最終日の21日、夏休み期間中(8月8~16日)に村内の中学1、2年生約20人をドイツに派遣することを発表した。原発に頼らず、再生可能エネルギーの開発に力を入れているドイツの現状を若者たちに実感させ、未来に生かすのが目的。

飯館村ではこの試みを、「飯舘村『未来への翼』プロジェクト」名付けてた。中学生たちはドイツ南西部のフライブルクの民家に宿泊し、同地で普及が進んでいるバイオガス発電発熱や風力発電、太陽光発電、さらにグリーンツーリズムなどの現場を見学するとともに、現地の人々と交流する。旅費や滞在費は全額村が負担する。 

 同村は「若い人たちには、飯舘村の復興と発展を担ってもらいたい。自然を生かしながら、隣人同士、お互いを思いやって地域作りを進める先進地ドイツの取り組みを自分の目で学び、何かを発見してもらいたい」と話している。

飯舘村のHP: http://www.vill.iitate.fukushima.jp/