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米ネブラスカ州の原発一帯が豪雨で浸水、非常電源など用意(Reuters)

2011-06-23 13:17:54

[ヒューストン 22日 ロイター] 米中西部を流れるミズーリ川が豪雨によって氾濫し、近くにあるネブラスカ州の2つの原子力発電所一帯が浸水する事態となり、当局がさらなる水位の上昇に備えて対応に追われている。

 米国原子力規制委員会(NRC)は22日、ネブラスカ電力公社のクーパー原発とオマハ電力公社のフォートカルフーン原発の状況を注視しているとの声明を発表。「クーパー原発は現在フル稼働している。また、フォートカルフーン原発は4月7日に燃料補充のため運転を停止しており、洪水が引くまで再稼働しないことを決めた」とし、両原発ともに水位の上昇には万全の備えをしていると強調した。

 オマハ電力公社はフォートカルフーン原発について、原子炉格納建屋と原子炉補助建屋を洪水から守るため、水位が1.8メートルに上昇しても対応できるよう周辺施設などに土のうを積んで対応。またNRCによると、非常電源の確保のため追加のディーゼル発電機が持ち込まれたほか、燃料タンク2個、送水ポンプ、予備食料、消火用具なども用意された。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21849320110623