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餌のわらから、高濃度セシウム=南相馬市の肉牛-福島県調査、全頭検査要請へ(時事)

2011-07-11 16:00:45

福島県南相馬市の農家が出荷した肉牛11頭から、食品衛生法の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された問題で、この農家の餌のわらから、高濃度のセシウムが検出されたことが11日、福島県の調査で分かった。同県は、緊急時避難準備区域から出荷する牛の全頭について、放射性物質の検査を行うよう、出荷先の都道府県に要請することを決めた。
 問題の肉牛は、東京都の検査で、暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を大幅に超える1530~3200ベクレルのセシウムが検出された。このため、福島県は10日に農家を調査し、餌や水を採取して、分析していた。
 農林水産省は、飼料のセシウムの暫定許容値を、肉牛は300ベクレルとしているが、わらの検出値はこれを大幅に上回ったという。一方、飲料用に与えていた井戸水からは、検出されなかった。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2011071100301