HOME9.中国&アジア |台湾電力の原発、台風の影響で 日本製避雷装置破損で 緊急停止 廃炉予定原発(各紙) |

台湾電力の原発、台風の影響で 日本製避雷装置破損で 緊急停止 廃炉予定原発(各紙)

2013-07-15 00:15:11

台湾電力の原発はいずれも日本製
各紙の報道によると、台湾の台北郊外にある台湾電力の第1原発2号機が、13日、台湾を直撃した台風7号の影響で緊急停止した。14日付の台湾紙、中国時報などが報じた。

台湾電力の原発はいずれも日本製
台湾電力の原発はいずれも日本製


同原発は台湾で最も古い原発で、現思慮と発電機は米GEとウエスティングハウス社製。2018年から廃炉になる予定とされる。中心都市台北市の北28Kmに位置しており、大都市に隣接する原発として、一部から危険性が指摘されてきた。

同紙によると、台風が原因による原発の緊急停止という事態は台湾でも異例という。

台湾電力は、原発の主変圧器の避雷装置が、台風による強風で破損したのが原因で、放射能漏れなどの環境への影響はないとしている。

2号機は台北中心部から北へ約30キロ離れた新北市石門区にあり、1979年に営業運転を始めた。事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)。