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韓国が福島原発の汚染水流出に強い懸念表明 外務省に資料提供要請 韓国国内では「日本の半分が汚染」の噂も(聯合ニュース)

2013-08-20 11:14:18

韓国では反核・脱原発を求める市民の声も強い
韓国では反核・脱原発を求める市民の声も強い
韓国では反核・脱原発を求める市民の声も強い


【ソウル聯合ニュース】韓国外交部高官は19日、東京電力福島第1原発から高濃度の放射性物質を含む汚染地下水が海に流出している問題で、日本の外務省に対し詳細な資料の提供を要請したと明らかにした。日本側は迅速に返答すると応じたという。

要請した資料は▼汚染水流出の現状および放射能濃度▼海洋生態系へ及ぼす影響の分析結果▼放射性物質の実測資料▼セシウムなど放射性物質別の濃度分析結果――など。

同高官は、要請した資料を日本が送ってきた場合、専門家の検討を経て必要であれば日本政府と協議した上で韓国の専門家の派遣も検討する可能性があると述べた。

日本政府は先月、福島第1原発から汚染水が流出していると発表し、同22日と今月2、8日の計3回、韓国などに関連情報を通達した。

高官は「農林畜産食品部、海洋水産部、食品医薬品安全処、原子力安全委員会などが点検した結果、韓国は安全であると判断した」と強調。その上で「日本に資料を要請したのは特別に安全面で問題があるということではなく、追加で確認する事項があるため」と説明した。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2013/08/19/0200000000AJP20130819002600882.HTML

 

【ソウル聯合ニュース】日本の東京電力福島第1原子力発電所で放射性物質を含む汚染地下水が海に流出している問題で、韓国の76の市民団体などでつくる「核なき社会に向けた共同行動」は11日、政府ソウル庁舎前で記者会見を開き、政府の積極的な対応を求めた。

団体は「放射能汚染の拡散による国民の不安が深刻な状況」と強調。その上で、「しかし政府はこれを『怪談』と見なしている」と批判した。韓国政府はインターネット上で「日本の国土の半分が高濃度の放射線に汚染された」など、放射能の汚染に関するうわさが広がっていることを受け、「放射能怪談」の根絶に努める方針を示している。

団体は韓国政府が2011年、周辺国の放射性物質流出事故に備えたマニュアルを作成したが、危機警報を発令しないなど、職務を放棄していると非難した。マニュアルによると、福島第1原発の汚染水流出は「注意」か「関心」に当たる事案と主張。発令に応じ、気象庁や保健福祉部など関係機関が対応すべきだが、政府は「対岸の火事」と思っていると指摘した。

また、「福島原発事故の影響でいつ、どれくらい大きな被害が出るのか分からない。今回の事故だけでなく、周辺国で起こり得る原発事故について徹底的に備えるべき」と提言した。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2013/08/11/0200000000AJP20130811000700882.HTML