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夏休み1081人が県外へ 県内小中学生の転校、事故後8753人(福島民報)

2011-08-09 18:42:02

夏休み中に県外の学校に転校を申し出ている県内の公立小中学校の児童生徒は1081人に上ることが8日、県教委のまとめで分かった。東京電力福島第一原発事故の発生後から7月15日までに転校した小中学生は7672人で、これを合わせると県外への転校は8753人に達する。8日に開かれた県議会東日本大震災復旧復興対策特別委員会で遠藤俊博県教育長が明らかにした。

 県教委によると、夏休み中の転校を希望している1081人の内訳は小学生918人、中学生163人。原発事故後から夏休みまでの計8753人の内訳は、小学生6628人、中学生2125人。総数は県内の全小中学生17万6653人(平成22年5月1日現在)の約5%に当たる。

 県教育庁学校経営支援課によると、転校している児童生徒は福島第一原発周辺の警戒区域だけでなく県内全域にわたっている。

 転校の理由は、放射線への不安が多いとみられ、「特に小学生の保護者の間で、心配が広がっている。転校を止める具体的な対応策はなく、児童生徒が県内の学校に戻るときに備え、しっかり準備したい」としている。

http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9876094&newsMode=article