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原子力安全・保安院院長が メルトダウンの可能性を、事故直後の12日に認識していた、と明かす(各紙) 今頃になって言うとは!国民愚弄では

2011-08-10 23:41:17

各紙の報道によると、経済産業省原子力安全・保安院の寺坂信昭院長が10日、記者会見し、東京電力福島第一原子力発電所の事故直後の3月12日の段階で、事故原発でメルトダウン(炉心溶融)に近い状況が起きている可能性を認識していた、と明らかにした。12日付で辞任する寺坂院長は、「いまだ事故収束に至っていない。安全当局としておわび申し上げたい」と謝罪した。

この問題では、事故当時、広報担当だった中村幸一郎審議官が、炉心溶融の可能性を示す発言の直後に広報担当を外された経緯がある。記者会見では、院長の当時の認識への質問が出て、それに対して、答えた形。寺坂院長は「(中村審議官は)発言そのもので担当を交代したのではない」とし、自らも当時、炉心溶融に近い状況にあることを「可能性としては認識していた」と明かした。事故から5か月後になって、ようやく当時の認識を明かしたことに、保安院の責任者としての重みが問われそうだ。